農業TOC

「ばらつき」を受け入れること

通常のビジネスと違って、農業にはリスクカードを引く確率は高い。2倍以上はあるのではないか。

自然災害がある。
天気で仕事の見通しを立てづらい。
害虫が発生する。
気温の変動が激しい。

全体最適の範囲が変わった農業

農作業の一連の作業の中で、ある行程の所がいつも詰まって渋滞を引き起こす行程がありますよね。
そこを「制約資源(ボトルネック)」と呼びます。

この場合、制約資源の前工程の設備投資をしたり、後行程に人を増やしても、
結局 詰まっている制約資源を最適化しないと、他の投資は、全体をスムーズに流すことに、一切影響しません。
TOCの鉄則ルールとして、「部分最適より全体最適」があります。

TOCが伝わらないのは、TOCを伝えようとするからだ

12月に大阪のたくらみ屋で開催された「TOC実践者セミナー」。そこで、数年前のTOCシンポジウムで議論された「TOCはなぜ伝わらないのか?」

たどり着いた結論が、
TOCが伝わらないのは、TOCを伝えようとするからだ」

なっているからと言って、とらなくていい

今、庄内平野では「庄内柿」がシーズンちょい過ぎです。
この庄内柿は いわゆる「渋柿」で、木になっている柿をすぐに食べることは出来ません。

アルコールでさわして 美味しい柿になるのです。

それが近年、収穫しないで そのまま放置されている柿がなんと多いことか。

農業TOCのことを考えてみました。

最近は、農業TOCのことばかりSNSにアップしています。

農業に転職したの?って言われるくらいです(笑)
でも そもそも農業TOCって何?て聞かれます。

農業TOCって、「劇的に業務を改善して利益アップする」ものですって言うと、
なんか あやしいセミナーのようなニオイもするし。

T構造ラインが農業の生産プロセスのポイント

昔は、このモデルが農業の主体であった生産モデル。
「今は、ここにも卸して、ここもお金が高いから卸して・・・」
「ふるさと納税の返礼品に卸すのもありだよね」
「ネットショップでも売れているらしいよ」

確実に卸すモデルが変更になっています。
今後、更にその選択枠が広がり、旧来の一気に同じ所に卸すモデルが減りつつあります。

TOC学会で発表させて頂きました。

農業関係者が誰一人いないビジネス学会での発表

ビジネスに大きな革命をもたらしている「TOC
年に一度開催される「TOC学会」が昨日、東京の青山でありました。
そこで私が「農業TOC」の発表をすることになったのです。
そこには、会計士さん、ビジネスマン、ネットショップ店長、コンサルタント、TOCインストラクター・・・・
念のために「農家さん または関係者 いらっしゃいますか?」と聞いたのですが、
やはり 誰一人 いませんでした。

農業ならではの業務フロー「営農フロー」

「農家は忙しい」・・・よく聞く言葉です。
一緒に分析すると、まぁ あれも これも と出てくる。
デスクワークであれもこれもは、自分のようなビジネスにはよくあるが、
外での農作業が、あれも これも。

儲かる営農フロー

営農フロー(業務フロー)を行うことは、「儲かる農業」を目的にしています。
TOCを導入する上で、まず「儲かる営農フロー」制作をお薦めします。

なぜ それをやっているんですか?

農家の方に限らず、商売をしていると、長年の慣習でやっている仕事があります。

自分がコンサルで企業での相談を受けていると必ず、そんな仕事を発見することがあります。
その分野のプロでないこともあるので、
私が「なぜそれをやっているんですか?」って聞くことがあります。