第1回 農業チャンネルzoom夜会で見えてきた物
第1回 農業チャンネルzoom夜会を開催
4月21日 夜 たくらみ屋放送局THKの中の「農業チャンネル」が動き出しました。
このチャンネルは、昔、農作業が終わり公民館や近くの集会所に、飲みながら 明日の農業のことを熱く語る場を作る
そんなことが目的です。
そして、その中から勉強会に参加したり、お互いの情報共有をしたり・・・・
そんな 場を作ることでした。
第1回目の内容は
山形ベジパレットの高田さんが「農村自給圏構想 “スマートテロワール” へのチャレンジ」
滋賀中道農園の中道さんが 「全部知ってほしい! 自然栽培に至るまでの失敗、成功・感謝」
テーマは「前提が変わった!未来を耕す日本農業」です。
コロナは農業にとって○か×か!!
自分が司会の立場になったので、最初 どう始めようか・・迷いました。
今、みんながコロナで困っている。明日の事で不安だ。
今回参加した32名の中で非農業者は なんと1/3もいる。
どうして農業チャンネルに参加するの?
それは、この先の食料の不安。一極集中の資本主義の行き詰まり。仕事の不安。
そうした中で、非農業者の方々の「農業に対する漠然とした期待」の現れが、この参加に繋がっているのではないか?
だから、最初の私の投げかけは「コロナは農業にとって○か×か??」の質問でした。
参加者全員に一切にジェスチャーしてもらいました。
「おおおお やっぱり○が多い!!」
打ち合わせをしていた時に、中道さん、高田さんは 揃って
「農業の人達は、あまり意識は変わっていないかもしれない。そんなに期待されているの?」
でした。一般と農業とのギャップです。
逆に 優良卸先の飲食店からの注文が無くなる。給食が無くなる。
「困ったが出ている農家もある」
「でもネットショップをやっている所は、凄く売れている」
そんな 今まで通りの事では通用しなくなった感じもしている。
農村自給圏構想 “スマートテロワール” へのチャレンジ
スマートテロワールという農村自給圏構想。
こちらのページ参照 スマートテロワール
農業と商業と工業と観光とを、全て自給自足の地域圏を作って行く構想です。
農業が地域の風景を変えていく。
地域が農業と関わっていく。
カルビーの元社長の中村さんの構想を、山形鶴岡市で実践していることの紹介です。
高田さんは、ユーチューブで情報を発信しているので、
その内容をかいつまんで 紹介してくれました。
動画で紹介されるので、凄く分かりやすい。
彼の全体最適の全体が、ここ数年で変わった実践の発表です。
農業者が捉える全体は、どこ??
そんな所を、今回の提案で 深掘りしていきました。
全部知ってほしい! 自然栽培に至るまでの失敗、成功・感謝
中道さんからは、彼の自然栽培に致るまでの、農薬で体を壊したこと、そして二度目の体調不良。
数々の体験談を お話して下さいました。
その実体験からくる説得力は、全然違います。
そして みなぎる自信。
そのなかで私にとって凄く印象深いことは、
「街と田舎を繋ぐ必要がありそうだ。」でした。
今こそ、農家の発信が重要になってきた。消費者と繋がる大切さだ。
前提が変わった!未来を耕す日本農業
見えない微生物と共に生きていく農業。
それは 決して消毒して土を綺麗にして行く農業ではない。
日本の未来を耕しているのである。人の勝手な都合でなく、微生物と共に。
世界は 今、コロナという見えない敵と戦っている。
コロナは 人間にとって 嬉しい物ではない。
でも、この状況になって 改めて気づかされる事も多くある。
あんな 大量生産、大量消費って何だったろう?
それに合わせた農業って 何だったろう?
前提が変わった。
農業にとっての前提とは 何が変わったんだろう。
もう少し、このチャンネルで話題にしていきたい。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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