情報の3段階

経営のバランスを崩す

この図は、秋田マイツール道場で、東海林一義さんが説明してくれた内容です。
商売の市場規模として、全体の「売り上げPQ」最大マックスになるピークの前に、
「利益規模MQ」のピークがあると言う図である。

商品には「導入/成長/成熟/衰退」のサイクルがあります。
市場も同じと考えていいです。

利益のピークは、成熟過程に行く前に、成長を少し超えた所にあります。
成熟段階では、価格Pが下がり、固定費Fが上がるのです。
そのために、利益MQが下がるのです。

自分の商売を振り返ってみても、全くその通りだと思います。
「似顔絵」をネットショップで売る仕事をしています。
導入段階からやっていました。
成長段階を迎え、売り上げとともに利益もドンドン出てきました。

しかし成熟段階の山に入るようになると、
周りは安売りをやり始めます。
固定費や広告費も増加します。
利益が売り上げの反比例して下がりだします。
その経験を思い出しました。

その時の打開策として
「経営のバランスを崩す」ことであると、東海林さんは話していました。
それは、何か付け足してバランスをとるのでなく、
引き算をして、バランスを崩すことなんじゃないか。
それによって、集中することができる。

「選択と集中」それは、まずは引き算すること。

情報の3段階

その時の判断を 科学的にデータを用いて、分析/加工して、意思決定することが大事。
それを「情報の3段階」として整理しています。

「Data」 単に情報を入力していること ルーチンワーク用の情報です。
「Information」 加工して切り取ったり、並び替えたり。管理用の情報です。
「Intelligence」経営トップ用の情報で、やるかやらないかの意思決定する。

利益の影響は、もちろん「Intelligence」の段階が一番大きいです。

情報の大切さを身にしみた

自分たちが考えていた情報って
本当に、「Data」段階の活用しか やっていなかったのではないだろうか!
いや、そもそも「Data」さえもやっていない人も多い。

情報を加工して「Information」段階での活用。
そして経営の意思決定の「Intelligence」段階。
科学的にしっかりと進んでいないように痛感させられた。

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投稿者プロフィール

sofutotoc
sofutotoc運営代表
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋