全体最適ができない!

人って いきなり 全体のことを考えることが難しい

「この絵の中に何が描いていますか?」
「この絵の人は、何て言っているでしょう?それはなぜですか?」

こんな風に、最初にいきなり部分に着目させて、対話型で絵を鑑賞するやり方があります。
ルーブル美術館の子ども用パンフレットには、そんな質問型パンフレットもあるそう。

この部分から入り、どんどんなぜ?を質問して言って、
絵の主題に入り込んでいく鑑賞方法は、すごく本質に迫ることができます。

いきなり、絵を全体で捉え、作者の想いになって考えって言われても 結構 できないんです。
部分から入り、なぜの繰り返しをしながら、次第に本題を考えられるようになる。
または、その段階になって 絵の解説を読むと ぐんと心に入り込んできます。

人って いきなり 全体のことを考えることが難しいんですね。

データを「ナタで切る」感覚

昨日は、3回目の秋田でのマイツール道場でした。

その中で、マイツールのデータの切り方の話が出てきました。

伝えたいこと、必要なことを考えて加工していく方法。

要らないデータは、「ナタでどんどん切っていく」「そこは見ない」
一貫して、こんな感じで講義が進んでいきます。

でも 全体で捉えて、引き算するってやっぱり難しい。
それは「なぜ その仕事をしているか」の根本のなぜを分かっていないと
難しいんです。

考える力

「切り方」
「持ち方」
「見せ方」

マイツールと言うソフトを使いこなすためには、この3つの考え方が重要だと言う。
この3つを意識することが 「考えること」だと言う。
「見せ方」これは「人への伝え方」や「仕事への生かし方」である。
そのために、どうデータを持っているかの入力方法が「持ち方」
どう 加工したり、削除するかが「切り方」です。

2回目の講義であった「マイツール」のデータを、これまでの仕事や経験の知識を通して「考える」作業のフィルターを通して、やっとそこで生きた「情報」になる。

エクセルというソフトを使っていると、どうしても見栄えも大切に思い、
データを入力する際に、そんな表で作成してしまう。
「1行1データ」のマイツールの基礎的なデータベース的な入力でないのです。

まずは データを打つという感覚が 少しずつ分かってきた気がします。
その後で 切って 見せればいいんです。
大事なのは、入れたデータをどう「切るか」「加工するか」
そして、 どう「仕事に生かすか」です。

しっかりとした 大きな「WHY」で考える。

小さな失敗の積み重ね

全体を考えて意思決定する
そのためには

やっぱり 「最初の一歩」をやるしかないんですね。

絵画をいきなり本質の鑑賞が出来ない時は、
「まずは細かな所を着目していきながら、問いかけて本質に入りこむ」
そんな美術鑑賞のように、
まずは 部分をやってみる。
どうしてうまくいかないか考える。分析する。

人は小さな失敗の積み重ねで 経験と知識を重ねていきます。


そんなことを じっくりと考えることができた「マイツール道場」でした。
次回も楽しみです。

 

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投稿者プロフィール

sofutotoc
sofutotoc運営代表
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋