常識の前提条件を見直せ

鶴岡の駅前にコンビニがない

前に他のブログに書いた件を、改めて見直して、書き起こします。

駅前のビジネスホテルに泊まっていた神奈川県から来た友人が
「コンビニってどこにあるんですか?」と、不思議そうに聞かれました。
「ありません」・・・「え!!!」

鶴岡の駅前は、都会の駅前の常識は通用しない。
場所が変わると、常識が常識でなくなる。

常識には前提条件がある

だから、鶴岡という地方に、都会の論理で駅前ビジネスを参入する所は苦戦する。
自分の実家が、鶴岡の駅前通りで食堂をしていたので、その辺りのギャップは小さい頃から感じていた。

駅前ビジネスが発揮していたのは、昭和50年頃までの「ちんちん電車」があった時までだ。
あの頃は、人は駅前を歩いていた。学生も多く、会社員も夕方、家路につく人で一杯だった。
駅前食堂の実家も、多くの人が出入りしていたものだった。

でも今は、人がまったく歩いていないのである。
そして、完全な車社会。
地元の人にとっては、駐車場が少ない「駅前コンビニ」は淘汰されるのである。

農業で常識になっていることの前提条件って?

「人通りがあるという前提」で 「駅前にはコンビニ」があるという話をしました。
常識の前に 前提条件があります。

では

・大量生産・大量消費が前提になっている農業の常識って何ですか?
・日本人はお米が大好きが前提になっている農業の常識って何ですか?
・自給率が低いが前提になっている農業の常識って何ですか?

ちょっと聞き方が 逆で分かりにくいですが、
常識で言われていることを、

「その前提条件って何?」
「その前提条件は本当なの?」

この2つの質問をしてみて下さい。

思い込みのボトルネック

いつもやっていること。
過去の成功体験。
周りがやっているからやっている。
常識だから。

これらが 「思い込みのボトルネック」になっていることが多いんです。

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投稿者プロフィール

sofutotoc
sofutotoc運営代表
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋