自分はこれだけのお金をもらうと言う気概

経営者だけが集まって、農業のことを考えてみました。

先日、秋田に行ってMQ会計ゲームの勉強会に行って来ました。
そこには誰も農家の方いません。

それでも、最後の講義や懇親会で ずーーーーと
「農業」について、みんな熱く熱く語りました。

それだけ、農業って 本当に 本当に
今、大きな潮目に来ていると、農業でない第三者も感じていると実感しました。

給付金はf3の営業外収益になるのだが・・・

新規就農の話になりました。
そこで話題になったのは、「農業次世代人材投資資金」などの給付金。
5年後に農業を続けるかどうかにポイントがあるのですが、
毎年150万の給付金が貰える国の制度です。

まずマトリクス会計で、給付金や補助金は、営業外収益となります。
ここに入る額が、農業が異常に多い。

特に稲作農家。
農業収益と同等の営業外収益の加算。

この議論が 熱く熱く みんなで語られたんです。

利益からの逆算で考えていくと

利益からの逆算で考えていくとしたら、
この給付金。
初めから当てにした戦略にしたら、
5年後の貰えなくなった時点での、農業経営戦略が成り立たなくなる。

結果、貰えるかもしれないが、貰えるものと当てにしない営農計画の大切さ。
ある企業の方は、
「助成金貰える時は、社長には秘密にして、分からないようにしています(笑)」
そんな話をしていました。

着服する話でなく、損益計算の外に置いて考える。遠い所にお金を置くという考えです。

そうは言っても、やはり農業の厳しい現実

新規就農の5年間は、やはり年間150万の給付金は、なくてはならないものです。
当てにしない計画という心構えは大切ですが、
そうは言っても、やはり厳しい現状がありますね。

稲作農家さんも、お米の助成金などがないと、かなり大変です。
今度、それぞれ食料米、飼料米などの利益感度分析をすることで
新たなことが見つかるかもしれないと言う事になりました。

これだけのお金をもらうぞという気概

MQ会計

懇親会に場が移り、
秋田の千葉さんが言った言葉が印象的です。

「自分はこれだけのお金をもらうぞという気概が必要だ」

どれだけの金額で売れて、どれだけの経費がかかって、
いつ頃入金されるか、出金はいつ頃か、
どれが経費か、どれが自分のお金か。

それらを明確にしていかないと、
自分は、どれだけのお金が手に入れているか分からない状態になります。

サラリーマンとして給料をもらうとしたら、
毎月どれだけもらうからの逆算。

そうしないと「気概」なんて、絶対に出てこない。
残ったお金が自分のお金のやり方では、
絶対に収入はアップしません。

ますますMQ会計を農業に取り入れていく必要性を感じた夜でした。

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投稿者プロフィール

sofutotoc
sofutotoc運営代表
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋