みんなが幸せになる農業のあり方
さくらんぼの課題に立ち向かっている「さくらんぼ部」
今年の山形のさくらんぼは、終了しました。
今年も、小座間農園のさくらんぼ収穫を見せて頂き、
「さくらんぼ部」の人たちの活動も 実際に見させてもらいました。
その記事や動画はこちら。
さくらんぼ農家の「収穫」という課題。
自社売りの「集客」という課題。
この2つの課題を見事に解決している「さくらんぼ部」という活動。
感想などがブログの記事やFBのコメントとして出ていたので、
まとめて紹介します。
さくらんぼ部に参加している部員の感想
先日行っていた、山形さくらんぼ部の
さくらんぼ収穫ボランティア。
山形の天童にある、おざま農園にお世話になりました。
6月の佐藤錦は30名くらいが収穫、仕分け、パック詰めで来ていました。
朝4時起き、
5時から脚立登りさくらんぼ収穫
7時半に朝食
11時まで収穫
13時ー17時までパック詰め
って感じのスケジュール
さて、こちらの山形さくらんぼ部の活動は、5年目みたいです。
山形での宿(ビジネスホテル)とごはん(ちゃんと仕出し弁当、用意するかわりに、
自腹交通費で来てもらいボランティアするという仕組み。
さくらんぼ農家何軒かをとりまとめてボランティア受け入れ体制をとっていました。
集中的にこの時期、人手が足りなくなるため
地元でなく東京や他地域からも呼んでました。
すごい人は岐阜、京都から来てましたね。
今回の、山形天童の小座間さんという方の取り組みはうまくいっていて、仕組み化されてきてます。
こういう、助け合い、ボランティアバイトみたいなこと、旅する発酵料理家には現地見れて、生産者とつながるよいきっかけになります。
今年、おざま農園、小座間剛さんのインタビューが
Kindleの書籍にもなったんですよ。
良かったら、読んでみてください。
山形さくらんぼ部、良かったら希望の方招待しますね。
来年になりますが、さくらんぼ収穫ボランティアいけるかたはご一緒しましょう。
ちなみに余談。
さくらんぼサイズはM L 2L以上と
あるのですが。
サイズをもう目視で選別できるようになりました。
パック詰めはヘタが中に入れて粒が並ぶように綺麗に並べると二割り増しに高そうに見えます。
帰ってきてスーパーに売られてり佐藤錦が雑にパック詰めされてるの見ると、気になり直したくなりますね。笑
ヤマガタ未来ラボのwebサイトでも紹介
「ヤマガタ未来ラボ」というwebサイトにも、詳しく「さくらんぼ部」の活動記事が載っています。
「全国のさくらんぼファンとつながり、農家の課題に立ち向かう 〜さくらんぼ農家の挑戦〜」
“さくらんぼの収穫”=“ここでしかできない体験”という価値に注目しています。
ファンが自分たちで集まり、売れていく仕組み
「勝手に商品が売れていく仕組み」の「さくらんぼ部」
でも、「勝手に」の前に すごく努力をしています。
最初の1年目なんか、「あれ?結局これしか来ないんだ!」なんて事もありました。
このために、何度も東京に足を運び、
地元関係団体との話し合いも行い、
ここまで来ています。
「さくらんぼを収穫して、卸して、終了」という段階から
「さくらんぼの収穫から含めて、全てがファン作り」への段階に進んでいます。
「楽天でのセールをして、大量に売るから、もっと安くしてね」という
バイヤーがいます。確かに大量に売れるかもしれませんが、
そこには、農家さんの犠牲があっての安売りがあります。
それと比べて、このさくらんぼ部は、「みんなが幸せです」
収穫に来てくれている人が、本当に楽しそうなんです。
そして、満足しているので、お友達を次は誘ってくるのです。
みんなが幸せになる農業。素敵です。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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