営農フローが出来た後の行動
営農フローが出来た後の行動
![](https://agritoc.com/wp-content/uploads/2019/06/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_2fa2-768x1024.jpg)
前回のブログの続きです。
TOC研修での様子から感じた事。パート2
最後に業務フローを作成して、その後の事なんです。
農家さんでは、営農フローが完成してからので事。
上手くいくかどうかの条件を書きました。
物理的なボトルネックが見つかった場合
ここが詰まっているという「明確なボトルネック」が見つかった場合は、
これは もう 迷うことなく すぐ実行です。
数カ所 見つかった場合は、
「一番はこれかな?」と思う所からやります。
やって2週間、「雰囲気が変わってきた」「スムーズに流れ出した」
これだと、ボトルネック正解です!!
2週間は目安。農業だと大きなスパンで考える必要があるフローもあります。
ただ、外れることも多いですので、
その場合は、次の所の改善をしてみて下さい。
TOC改革が上手くいく条件
TOCは、業務改善と言うか、どちらかと言うと、「業務改革」です。
一番の根本問題のボトルネックを解決していくので、やはり改革に近い物があります。
そのTOC改革が上手くいく条件があるのです。
TOC研修で言っている下記の図です。これが 上手くいく条件なのです。
![](https://agritoc.com/wp-content/uploads/2019/06/seigen.001.jpeg)
改革が失敗しても大丈夫な「心理的安全性が保証されている」場で行うのが、そもそもの最初。
「皆が達成したい目標がある」これは、業務フロー・営農フローを作成する中で、
「何を」「何に」「どうやって」変えるで、決めているので、目標はありますので、
大丈夫かと思いますが、これは壁に貼ってあると良いです。
そして、見落としガチなのが、次の2点です。
「制限時間がある」
「自分たちで評価できる」
この時間制限が、案外に作っていなくて、
「いつか改善されるだろう。」
「誰かが改善するだろう。」
これだと いつまでも改善しない可能性もあるし、なんとなく尻すぼみになります。
「評価できる」は、評価出来る物が必要です。
これが「生データ」です。
TOCサイコロゲームでは、MQ会計がそのままデータです。
このデータがあるから、皆が目標達成出来るのです。
MQ会計に直結していない改善・改革もあるかもしれません。
その場合は、時間です。時間を計るのです。
その他にも、様々な生データがあると思います。
そして大事なのが、それが皆がすぐ分かるように、壁貼りをするのです。
TOCサイコロゲームと同じです。
このゲームの優れているのは、
皆が協力して、俯瞰して会社盤が分かり、話し合いをして、基準となる壁貼り表を見ながら、改善する所なんです。
会計も皆で協力しますよね。
この状態を、リアルに生かせば良いんです。
物理的ボトルネックが発見できない場合
詰まっている物理的なボトルネックが、どうしても見つからない場合。
それは、「方針のボトルネック」を改善・改革することが重要となります。
つまり「考え方」「業界内常識」「過去の成功体験」がボトルネックになっている事です。
この場合は、アンビシャスターゲットツリーと言う技法で、見つけ出す方法。
対立解消のクラウド図で見つけ出す方法。
そんな物事の原因と結果を洗い出すことで、見つけ出すのも良いです。
![](https://agritoc.com/wp-content/uploads/2019/06/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_2f9b-1024x768.jpg)
投稿者プロフィール
![sofutotoc](https://agritoc.com/wp-content/uploads/2018/08/11042663_838893746174368_7201843506346728248_n-150x150.jpg)
- 運営代表
-
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
最新の投稿
農業チャンネル2020.04.22第1回 農業チャンネルzoom夜会で見えてきた物
農業TOC2020.01.23水田を照らした農業TOCサミット
農業MQ会計2019.12.18第6の要素 「 H」
農業MQ会計2019.12.07Mで考えない。MQで考える。