MQアップのための営農フローの見直し

他業種の方がTOC研修に参加

酒田市で、総勢47名、数社が集まっての合同TOC研修を、たくらみ屋で行いました。
2日間 TOCサイコロゲームを行ったり、業務フローを行ったり。
とても 充実した研修になりました。

そこで 農業への「業務フロー」=「営農フロー」を考えてみました。

何を変える

まず、自分の影響を及ぼす全体はどこなのか?
そこから考えましょう。
1)作物を作る流れを全体にするのか?
2)利益を得るための流れを全体にするのか?

今、明らかに詰まっている作業があるのならば、
1)を全体にすると分かりやすいでしょう。
物理的なボトルネックが存在しているからです。

今、利益が出ていないと感じているなら、
2)の全体を考えていった方が根本問題を発見しやすいでしょう。
方針のボトルネックがありそうだからです。

また営農フローを、ただ漠然と仕事のフローを並べているだけでは、
ボトルネック」が見つかりにくい事があります。

「そもそも?」
「なんでこれやっているの?」
「これのMQはあるの?」

そんな所から 「何を変える」の何・・ボトルネックらしい物が見つかってきます。

何に変える

ボトルネックの状態を、どんな状態に変えるか
状態の未来を考えることが
「何に変える」です。

改善や改革を考える場合に、すぐに「どのように変えるか」の方法を考える場合が多いです。
「HOW」は、後でいいです。

ここで重要な問いかけは
「そのボトルネックを解消したらMQは凄く出ますか?」です。
ここで うーーーん そうでもないかも。
そう感じているのだったら、単なる部分最適な改善です。

ボトルネックは、一番 その流れにとって重要な物です。
根本問題です。
だから「凄くMQが出る」所なのです。

どのように変える

この変える方法、やり方は、具体的な事です。

「大きな山は 小さく崩せ」の「バッチサイズを小さくする」方法
キャベツ理論」※これは研修を受けた人しか分からないですが。まぁ「一つ一つ完了させる」
「あるからといって 活用しない」
ボトルネックの余計な仕事をなくす」
ボトルネックに手伝う」
「投入をボトルネックに合わせる」

他にも業務に合わせて、様々な方法があると思います。
思い浮かばない場合は、上記の方法を1つずつ当てはめてみて下さい。

この農業は幸せですか?

そして、最後に改善・改革になった自分の農業の姿を思い浮かべて下さい。

「この農業は幸せですか?」
幸せな自分たちが思い浮かんだら、即実行です。

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投稿者プロフィール

sofutotoc
sofutotoc運営代表
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋