営農フローが出来た後の行動
営農フローが出来た後の行動
前回のブログの続きです。
TOC研修での様子から感じた事。パート2
最後に業務フローを作成して、その後の事なんです。
農家さんでは、営農フローが完成してからので事。
上手くいくかどうかの条件を書きました。
物理的なボトルネックが見つかった場合
ここが詰まっているという「明確なボトルネック」が見つかった場合は、
これは もう 迷うことなく すぐ実行です。
数カ所 見つかった場合は、
「一番はこれかな?」と思う所からやります。
やって2週間、「雰囲気が変わってきた」「スムーズに流れ出した」
これだと、ボトルネック正解です!!
2週間は目安。農業だと大きなスパンで考える必要があるフローもあります。
ただ、外れることも多いですので、
その場合は、次の所の改善をしてみて下さい。
TOC改革が上手くいく条件
TOCは、業務改善と言うか、どちらかと言うと、「業務改革」です。
一番の根本問題のボトルネックを解決していくので、やはり改革に近い物があります。
そのTOC改革が上手くいく条件があるのです。
TOC研修で言っている下記の図です。これが 上手くいく条件なのです。
改革が失敗しても大丈夫な「心理的安全性が保証されている」場で行うのが、そもそもの最初。
「皆が達成したい目標がある」これは、業務フロー・営農フローを作成する中で、
「何を」「何に」「どうやって」変えるで、決めているので、目標はありますので、
大丈夫かと思いますが、これは壁に貼ってあると良いです。
そして、見落としガチなのが、次の2点です。
「制限時間がある」
「自分たちで評価できる」
この時間制限が、案外に作っていなくて、
「いつか改善されるだろう。」
「誰かが改善するだろう。」
これだと いつまでも改善しない可能性もあるし、なんとなく尻すぼみになります。
「評価できる」は、評価出来る物が必要です。
これが「生データ」です。
TOCサイコロゲームでは、MQ会計がそのままデータです。
このデータがあるから、皆が目標達成出来るのです。
MQ会計に直結していない改善・改革もあるかもしれません。
その場合は、時間です。時間を計るのです。
その他にも、様々な生データがあると思います。
そして大事なのが、それが皆がすぐ分かるように、壁貼りをするのです。
TOCサイコロゲームと同じです。
このゲームの優れているのは、
皆が協力して、俯瞰して会社盤が分かり、話し合いをして、基準となる壁貼り表を見ながら、改善する所なんです。
会計も皆で協力しますよね。
この状態を、リアルに生かせば良いんです。
物理的ボトルネックが発見できない場合
詰まっている物理的なボトルネックが、どうしても見つからない場合。
それは、「方針のボトルネック」を改善・改革することが重要となります。
つまり「考え方」「業界内常識」「過去の成功体験」がボトルネックになっている事です。
この場合は、アンビシャスターゲットツリーと言う技法で、見つけ出す方法。
対立解消のクラウド図で見つけ出す方法。
そんな物事の原因と結果を洗い出すことで、見つけ出すのも良いです。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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