「WHY」から始まる農商工連携
スマートテロワール協議会が発足
昨日、スマートテロワール構想で進んでいる地元の農家さん、関係者で
「スマートテロワール協議会」が発足しました。
スマートテロワール形成講座
これは地域内で食料自給圏をつくり農村の活性化を目指す物。
その中で 田んぼを畑地化するプロジェクトもある。
昨日は、地元のNHKでも取材があり、
我らが高田君が登場。
取材を取材するパターンもありの動画も発信しています。
よくありがちな農商工連携
よくありがちな農商工連携ですと、
始めに「商品ありき」の連携。
このジャム・ジュースなどを作って売るために、農商工が連携が始まるパターン。
「WHAT」から 物事が始まっている。
後付けで、「WHY」がつくけど。
「WHAT」から 物事が始まっているものは、人々の賛同する気持ちがついてこないことがあります。
よほど、その商品自体に魅力があり、その事にインパクトがある場合は別ですが、
どうしても 単なる「商品開発」なんですね。
「WHY」があると、周りが大きく動き出す
「地域の食料自給圏を作り、農村を活性化したい」
このWHYからの 農商工連携には、周りの協力者が増えます。
消費者も賛同してくれます。
農村自体が 観光にも繋がる物。
地域特産品が ストーリーのある物になる。
全体最適を考える農業
前回の小座間農園さんの「さくらんぼ部」でも、
農業の全体を捉えることを書きました。
農家一人一人の力は大きくはないけれど、
協力してくれる範囲、影響を及ぼす範囲を広げると、
農家の全体は「広がっていきます」
上の図で言うと、自分の目の前の田畑という「コントロールできる範囲」や
卸先との「責任ある範囲」があります。
そこのもう少し広い全体。
自分が、自分たちが「影響を及ぼす範囲」に全体を広げて、
俯瞰して全体最適を行う。
農業TOCの核となる 考え方です。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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