2019春_TOC学会で農業TOCを発表
昨年に引き続き農業TOCを発表
4月17日に大阪で行われた「TOC学会」で、昨年に引き続き農業TOCの事を発表させて頂きました。
1月に鶴岡で行われた「農業TOCサミット」のことを発表させて頂きました。
会場に多くのTOC実践者の強者が参加しています。
今回の事例を元に、農業TOCにどう生かすことが出来るかも、楽しみの一つでした。
佐藤さんと中道さんの事例の詳細を発表させて頂きました。
農業TOCサミットの様子と事例2点を発表させて頂きました。
●佐藤繁明さん「農家にとって本来の取り組みがわかった」
内容【業務フローとアンビシャスターゲットツリー】
●中道唯幸さん「信じるから始まる自然も人間社会も」
内容【TOCから進んだ指示ゼロ農業経営】
佐藤さんの営農フロート業務フロー
営農フローという全体を見通した経営フローの図と
バラ、あじさいなどの品種別の業務フローを発表。
特に営農フローからアンビシャスターゲットツリーに発展させて
売れに売れている「柿の販売」をやめた理由など
農家にとっては大変興味深い所の発表をさせて頂きました。
中道さんの自然界を頭に置いての全体最適
この栽培法での関係図が衝撃。
自然界を念頭に置いた全体最適のとらえ方が凄いです。
経済優先の部分最適では、資材過剰に陥り、元気がない作物になるという考え方。
衝撃です。
高田君も一緒に農業でのTOCを発表
去年のTOC学会では、「えっ農業でTOC?」って感じで、全く未開拓だった農業TOC。
自分一人での参加でしたが、今回は違います。
庄内から、私と農家の高田君、農機具メーカーの備前さんと3人が参加です。
着実に農業へのTOCの第一歩を歩んでいます。
高田君は、農業TOCサミットでも発表した「ブルーベリーにDBRを取り入れた事例」を発表。
昨年はボトルネックに合わせて、収穫の投入を減らし、大幅な時間削減と利益アップを図った事例。
ここの事例でも紹介しています。
今年は、去年のJAに卸すパターンから、再度 新たなDBRの方法で卸先を変更するとか。
楽しみです。
こんな感想を頂きました。
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特に圧倒されたのが農業経営のイノベーション。
部分最適を目指す慣行農業と、全体最適を目指す自然農という捉え方には、目からウロコでした。
「人類のエリートには、先進国人口の1パーセントしかなれない」それが農業者だという清々しい視点!
新規就農者ほどすごいエリートはないと脱帽でした。
優れた経営を目指すひとは、結果、本質的なもの、使命、テロスに立ち返って、まだまだ、まだまだ、と全体最適を見直し続ける…。
7代先まで、地球規模、宇宙規模での全体最適を目指す経営の世界の入り口に立たせてもらえた気がする、とても重い一日でした。
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農家の思考を変え、生活を変える農業TOC
今、自分の周りでは、農家さんの思考がドンドン変わってきているのが見えます。
そうなると、「農家の生活を変える」になっていきます。
まだ多くの方には、全然認知されている物でないですが、
それは確実に、着実に。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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