今年のブルーベリーをDBRにしてみた結果

農業TOC【事例】

事例紹介農家さん 【ベジパレット】 https://www.vegepalette.com

今年は選別できる分だけ、収穫するスタイルに変更。TOCDBR 理論を実践。毎年この時期早朝4時から夜12時くらいまでただただ忙しいだけ。それが朝8時半で80%仕事おわり。

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cb92e7ff139f299578a03e308d48de0の ボトルネック に合わせてみた DBR の巻 毎年この時期はブルーベリーの収穫、選別、出荷作業で疲弊しておりました。 約1ヶ月半の期間、早朝4時から夜12時くらいまでただただ忙しいだけ。

今年は騙されたと思い、思いっきり ボトルネック に合わせてやってみた。
ボトルネック は、選別作業フェーズ 1日100kg近く収穫するも、選別作業が追いつかない状況

 

【去年までの作業の流れ】

朝5時から8時まで市内スーパー各店出荷準備
朝8時から12時まで10人でブルーベリー収穫 昼1時から5人は選別作業、
自分はスーパー各店へ出荷 夕方5時でパート方の選別終了、
自分はスーパー出荷から戻る
夜7時から12時くらいまで体力の限界まで選別作業
夜12時沈むように寝る、
そしてまた朝4時半に起きる…

 

【今年の作業の流れ】

朝4時半から7時半まで2人またわ3人(家族のみ)で収穫
朝7時半から8時半まで2人またわ3人(家族のみ)で選別
朝8時半になったら自分がJAへ全量出荷
この時点で80%仕事おわり
夕方4時から6時半まで2人またわ3人(家族のみ)で収穫 1日おわり
今年は選別できる分だけ、収穫するスタイルに変更。
その分、ブルーベリーの木を強めに選定し、実の数を減らし、実の数を減らすことで大玉の割合が増え、さらに実も大きくで収穫しやすくもなった。
自分で小売価格で売っていたものが、JAへ卸すことで P はガクンと減る。
しかし固定費 F はほぼかからなくなったので、 G は去年よりわずかだが増加。
またもっと選別の負荷を下げるため、選別しないでサイズ混ざり、キズ潤み混ざりとして、選別を簡単にして売ることにより作業負荷も軽減。
去年までは10人以上で収穫していたのに、2人だけで収穫して大丈夫だろうか、と一瞬不安になる時もあったが、
ブルーベリーに関しては主力の商品ではない為これで全然納得。
ボトルネックDBR )の概念がなければ、今年も今頃疲弊して死んでいたな、とつくづく感じた今年の夏でした。
そして、TOCもっと勉強したい。