常に原因と結果を考える思考

「ザ・チョイス」での父と娘の会話

ゴールドラットの著書に「ザ・チョイス」があります。ゴールドラットと娘エフラットが登場人物です。
自分の中でもとても大好きな本です。

そこで、ゴールドラットがエフラットに、こんな会話をしている場面があります。

人が共通した原因に気づくことがない。異なる結果が、同じ原因に起因していることなど知るよしもない。状況も時も違うし、まったく関係のないことのように見えてしまうんだ。しかし「ものごとは、そもそもシンプルである」と信じれば、同じ原因に起因した異なる結果が、少なくとも、もう一つどこかに存在すると安心して考えればいい。だから、探す範囲をもう少し広げてみないといけない。

ザ・チョイス

そして、それを見つけ出すには、「少し訓練する必要があるが、簡単に原因を探すことができるようになる」と言っています。

結果に対して1つの原因を見つけるのは簡単。問題は2つめの原因を探すこと

「こうだからこうなった。」という単純な原因と結果はすぐに分かります。
「大雨が降ったから、種が流された」見てすぐ分かる原因ですよね。
問題は2つ目以降の原因を探すこと。
「溝掘りの仕方」「事前の予測不測」「植えるタイミング」・・・

ゴールドラットが言うように、2つ目の原因を探す範囲を広げることが大切ですよね。

普段の生活の中で、1,2秒。考える習慣を

これは思考の訓練ですが、普段から目の前で起きている「現象」を結果として捉えて、
その原因は何か?
他にないか?
範囲を広げてみて原因がないか?

普段思っていることを、「考える」から「明晰に考える」
思考プロセスを使って明晰に考えるようにできるためにも、
普段からちょっとした会話、現象を1、2秒でささっと考えるようになると良いですね。

フォローのお願い

投稿者プロフィール

sofutotoc
sofutotoc運営代表
・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋