教育のためのTOC 国際認定資格しました
東京での4日間のTOC研修
8月10日〜13日までの4日間、東京でみっちり TOCfE(教育のためのTOC国際認定プログラム)を受講して、
晴れて、国際認定資格を頂きました。
内容は、TOCでいう「思考ツール」のブランチ・CLR・クラウド・アンビシャスターゲットツリーの4点を受講してきました。
教育のためのTOCって?
TOCの開発者のゴールドラット博士は、生前「教育」にかなりの力を入れていました。
世界的ベストセラーの「ザ・ゴール」は「この本は科学と教育についての本である」と言っているほどです。
教育のためのTOCは、世界20カ国で活用されています。
日本支部もあり、充実した活動をしています。
日本支部のホームページはこちら
ただ 日本は世界でも珍しく、教育者よりビジネスマンの受講者や活用が多いのだそう。
実際に受講したのですが、
これは 本当に「教育」に取り入れてしかるべき内容と感じました。
もちろん、ビジネスでの活用もすごくありです。
日本各地でも、研修を受講できるようになってきています。
山形でも 要望があって、受講人数が揃うようであれば、動きますね。
TOC思考プロセス=「クリティカルシンキング」
今回は、教科書が改訂になった最初の講習会でした。
何が変わったか
それは TOC思考プロセスのブランチ・クラウド・ATTを「クリティカルシンキング」と言う名前にしている事です。
京都大学の若林靖永先生から3日目は講義をしてもらいました。
京都大学のオンライン講義も「クリティカルシンキング」として「考える方法」を紹介しています。
そこでは、
「よく考えなさい」と言われて、なにをしたらよいか、わからないことはありませんか?
その方法として、クリティカルシンキングをオススメしていて、それがTOCでは言う思考プロセスなんです。
詳しくは、京大のオンライン講義を受講して下さい
京大 KoALA
「教科書」→「一般化」→「自分事」
今回の講義では、教科書の問題を解く。解く。解く。
そこで 思考ツールの勉強をするのです。
そして宿題やグループ討議を行い、自分事の所まで持っていきます。
一番 心に残ったのは、まず思考ツールの勉強する大切さです。
結構、すぐに「自分ごと」に思考ツールを活用させることが多かったのですが、
一度、「教科書」「一般化」を行うこと。
それが重要。
なぜか・・・それは、いきなり「自分ごと」にした場合に
「方針のボトルネック」がはずれないで、勝手に線を結んでしまって考えてしまう恐れがあると言うこと。
思考を、自分だけの殻に閉じこもって考えているだけでなく、
第三者目線で考える大切さ。一般化して考える大切さ。です。
JAにお米を卸し続ける?他で売る?
農業で考えると、よく出される「クラウド」対立問題。
それは
「JAに今まで通りに卸している農業を続けるか」
「新規に卸先を開拓するか」
この対立問題があります。
これは「内部対立」問題としてクラウドの思考ツールを活用して考えていきたい問題です。
その時に、一度 教科書にある「クラクフの竜」という問題を解いて見る。
そして 次に
「リスクをとる」
「リスクをとらないで現状維持」という 一般化したクラウドをしてみる
この行程を踏んでから、自分事の卸先リスク内部対立問題をクラウドで行うと
深い思考になってくると感じました。
このリスク内部対立問題は、農業TOC夜会でも 取り上げていきたいと思います。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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