「儲かる農業」本を農業TOC夜会で分析
週刊ダイヤモンドの「儲かる農業2019」本を持ち寄り
4月3日、農業TOC夜会を行いました。弊社で行った夜会ですので、6名で満員なのですが7名でパンパンの状態で、熱気ムンムンと開催することが出来ました。
やっぱり この農業TOC夜会は熱い。これはずっと続けていく必要がある。本当にそう感じた会でした。
さて、今回は週刊ダイヤモンドに掲載された「儲かる農業2019」の内容を、みんなで持ち寄り、ワイガヤで話し合う物と、
高田君が参加したセミナーを是非聞きたいという要望があったので、その内容の発表となりました。
高田君「庄内地域における水田畑地化に向けた勉強会」の内容を発表
水田の畑地化に向けた勉強会に参加した高田さんが、最初に講義内容の発表を行ってもらいました。
スガノ農機株式会社様にご協力いただき、水田の畑地化に向けた勉強会でした。
スマートテロワールでも、水田を畑地化して実現に向けての実証実験構想もあるとの事。
土作り・微生物・機器の説明としてもらって、いよいよ農業TOC的なワイガヤが始まった。
「その機器を800万くらいで導入しての10年後のGを考える必要がある」
「市場のニーズのスパンが短くなっている。大型機械導入の意思決定はどうする」
そんな話がすぐ盛り上がるのが、農業TOCの良い所。
機器のシェアの発想。借り入れとキャッシュフロー計算。
水田の畑地化は、補助金に頼らない農業にとっての大きな方向性である。
流通破壊者の誕生
さて本題の「儲かる農業」本のテーマに移りました。
本に出ていた流通破壊者の「ラクーザ」の話題で早速盛り上がり。
すでに登録している佐藤さんもいて、少し発表してもらいました。
ラクーザとは、農家が値段を設定して、直接スーパー・八百屋・飲食店とを結ぶ新卸市場です。
下記に引用を載せますね。
卸売市場の規制を見直す「卸売市場法」が改正され、農産物流通を取り巻く状況は大きく変化しようとしています。既存の卸売市場を通しての“市場流通”、生産者と消費者がダイレクトにつながる“BtoC直販”に続く、「第三の市場」として新サービス『ラクーザ』を立ち上げ、インターネット上に新たな農産物流通のBtoBマーケットをつくることを目指します。
https://myfarm.co.jp/news/20190304_mfpressrelease/
ポケットマルシェの話題も出てきた。
しかしメルカリよろしく農家の安売り合戦。
それでも農家にとっては、今までの流通に出すよりずっと高値だと言う。
こんな話になると「農家にMGをやってほしい」ってすぐ思ってしまう。
ポケマルまた特集でやっていこうかな。
小座間さんが東京でのGFPプロジェクト主催のイベントに参加した内容を発表
ワイガヤの中で小座間さんが、先日東京で行われた農業貿易イベントに参加した内容を伝えてくれました。
そこにも、新勢力の大きな動きがあり、その一つにソフトバンクが立ち上げている貿易紹介サービスがありました。
1万円のみの負担で、サンプル商品を海外に送って、海外の法人へ繋ぐサービスです。
貿易相手を見つけるなんて難しい。海外に商品を送るなんてどうしようを一気に解決出来そうな感じ。
おってこのサービスはご紹介していきますね。
中小キラリ農家とレジェンド農家
本に載っていた「中小キラリ農家」と「レジェンド農家」のHPを拝見。
ここでもワイガヤが始まる。
自分は、そのHPに何のキーワードで流入しているのかをツールを使って分析。
これ面白かったので、またやりますね。もっと時間をかけて。
全体が変わった農業
作物を作ってからの 流通に大きな変化を見せている農業。
楽天・アマゾン・ソフトバンクとIT業界が押し寄せています。
自分の水田・畑地のリソースからの逆算で、いくらで、どこに、何キロ出荷。
その時の人件費や時間。
全体が変わっている。農業にとっての全体が変わっている。
お金と時間のバッファをどう見いだしていくか、
農業TOCは、ますます走り出します。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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