ゴーストを表示する日次MQ会計
マリオカートのゴースト
昔 マリオカートで遊んでいた時に 過去の自分のマックスの記録の動きがゴーストとして表示されて、
そのゴーストに負けまいと思いながら遊んでいました。
「うわ、あの時には既にあの先まで進んでいたんだ。くそー」
今回は、それにヒントをもらい、こんな事をクライアントからしてもらいました。
それは
日次MQ会計で記録すると
クライアントから
日々 粗利のMQをグラフに表示する「日次MQ会計」を アナログで記録してもらう事にしました。
これは、粗利を毎日累積で折れ線グラフに書いてもらう作業です。
pcでエクセルでやればいいじゃんと言われそうですが、
スタッフが一目で見ることができるアナログで書き込むことが大事なんです。
私が、「この日次MQ会計って不思議で、これを表示するとMQアップするんですよ」と言うと
「それだったら 早速やってみます!!」
次の月に相談に行ったら、
「凄いです。なんでこんなに上がるんですか??」
ふふふ。不敵な笑みを浮かべながらも
「数字が図形化した事で、分かりやすくなり、スタッフの意識が変わったからです」
と言いながらも、自分も凄く嬉しくなりました。
それでは、次は これをしましょう!!
日次MQ会計表にゴースト表示
ここであのマリオカートのゴースト登場です。
「まず 日次MQ会計の枠を書いたら、曜日やイベントを書き込みましょう」
こうする事で、単なる日にちの羅列から、
これから起こるだろう月のイメージがしやすくなります。
この作業は、なるべくスタッフ全員とやった方がいいです。
「昨年の8月の記録を参考に、今年のこれからの曜日やイベントをみて、
予想のMQグラフをゴースト表記しましょう」
楽しそうに、ワイワイと予想の線を全員で引いていきます。
「ええと お盆休みでしょう。そうすると線は上に上がんないね。」
「ここで催事があるんだよね。」
「あっそれだと ここまで お知らせは仕上げないとね」
これって凄いんですね。
折れ線グラフの枠を書いて、固定費を確認して、
曜日とイベントを書いて、予想のMQゴースト線を入れていく。
たった20分くらいの時間だったと思いますが、
上からのトップダウンでなく、ワイワイと楽しみながら、
しかも結構な予測意識を働かせていくんです。
社長は
「長年、この雰囲気をやりたかったんだ。」
「数字を意識して、一人一人が積極的に経営に関わっていくことを」
ゴーストをやってみて
盆休み前の前半、既に平均ラインを超えていて、予想よりは良い角度で推移。
「角度で見ればいいから凄く分かりやすい」
「でもやっぱり休み突入で、レッドラインを下回ってきた。」
「催事の準備しっかりやっていこうよ」
こんな会話が飛び交っていたそうです。
結果は ゴーストとほぼ同じ粗利達成。
このゴースト表示は、とても面白い。
ゴーストラインは
「予想MQのライン」
「昨年度のMQライン」
その会社の状況に合わせて 決めていけばいいと思います。
農業では、月次が不可能な場合は、作物によっては、もう少し長いスパンでやってもいいと思います。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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