農業にとってのDMQを減らす。
お客様にとって欲しい時期に、商品を用意する
DMQ とは納期遵守評価、納期遅延被害額のことを言います。
この値が大きければ、納期遅れが発生しています。
農家が直接スーパーや消費者を相手に商売を展開するようになると
この DMQ の意識が大切になります。
自然が相手、生き物が相手の農業。
そう さくさくと納期通りにいかないよって声も聞こえてきそうです。
DMQをいかに意識していないか!
納期遅れと言うと、ちょっと遅れました、すみません。そんなイメージを抱く人もいますが、
それによって信頼も傷つき、遅れだけでなく、商品がありませんだったら、そもそも買ってくれません。
お客様が欲しい時に、欲しい商品がないと言うのは、損失です。
例えば、売っている品物が欠品のために、1日10000円の損失だったします。
その欠品が20日続いていたら20万円です。
そもそも欠品表示だったから買う気にもなっていない人達は、その10倍もいるかも。そうすると200万の損失です。
このDMQの話を聞いた機械メーカーがもの凄いMQアップを実現
TOCのセミナーを受講して、その後、ずーーと勉強した農機具メーカーさんがいました。
DMQの話を聞いて「青ざめた」と言いました。
自分は、今まで、もうその商品はありません。次回の生産まで待って下さいと断っていたそうです。
「えーーー それでは、俺は一体 どの位の損失があるんだ」と思い、
早速、ある方法でDMQの損失を無くする戦略をとりました。
どうすれば、欠品がない状態になったと思いますか?
当然、TOCなので、新しい機械を導入して投資して解決したって話ではありません。
大量生産をしない小ロット生産で
実は一度に作る数を減らして、小ロット生産に切り替えて、完成と完成の間のリードタイムを縮めていたのです。
その他の工夫もあったのですが、それはいずれ本人からTOC学会で発表してくれると思います。
「大きな山は小さく崩す」
この理論です。
これが、スムーズに作業を動かすTOCです。
この大量生産をしないで小ロット生産で、リードタイムを縮め、DMQを無くする。
これを農業で生かすことが出来ないか?
これは「方針のボトルネック」をなくする部分です。
この形の農業事例を思案中です。
今度の農業TOC夜会で行うかな?
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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