農業TOCサミットが新聞に載りました。
1月16日に、山形県鶴岡市で開催された「農業TOCサミット」が大盛況でした。
地元新聞「荘内日報」に記事になっていましたので、ご紹介します。
【荘内日報より】
鶴岡でサミット 経営管理手法を学ぶ
農業従事者らが集い、もうけから仕事の生産性や利益戦略を考える「農業TOC」を学ぶ農業TOCサミットが16日、鶴岡市の荘内産業振興センターで開かれた。TOC理論(ビジネスのボトルネック制約理論)を農業に取り入れた経営管理手法を学び、事例発表やディスカッションで理解を深めた。
「そふと」が初開催
合資会社そふと(鶴岡市羽黒町 我孫子勝広代表)が、庄内の農業を元気にしようと初開催。庄内を中心に東北各県や滋賀県などから農業従事者やTOC実践者ら約40人が参加した。「農家の生活を変える」をテーマに、ソフトパワー研究所TOCジュニアインストラクターで、農業コンサルタントなども手がける我孫子代表が講師を務めた。
初めに「なぜ農業をしているのか」を参加者それぞれが考え、ペアになり互いに聞き合い深掘りした。我孫子代表は「周りの情報に流され、ぶれてしまう。自分の『なぜ』を常に持って欲しい」と話した。農業TOCについて「もうけから逆算する、数字で考えられる農業」と説明し「作業の中で重要な障害になっているボトルネックを見つける」「全体最適を。部分最適をしても意味がない」「余裕や幅を持たせるバッファ」などキーワードを挙げ、基本的な考え方を解説した。
またキャベツを半分にカットして包装するのにかかる時間について「まとめてカットして包装するより、実は1個1個カットして包装する方が時間はかからない」と紹介し「感覚でなく実際に試してみて時間という数字で判断を」と、農業への活用事例を挙げた。
参加者はその後、6人の事例発表やディスカッションを行った。同サミットは今後、年1回開催していく予定という。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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