儲かる営農フロー
儲かる営農フローとは
営農フロー (業務フロー)を行うことは、「儲かる農業」を目的にしています。
TOCを導入する上で、まず「儲かる 営農フロー 」制作をお薦めします。
儲かる営農フローで発見できること
-
- ボトルネック 発見
- 制約になっているリソースの発見
- 根本問題の発見
- 全体の流れをぶった切る突発的な要因の発見
1.ボトルネック発見
どこのリソース(人・物・作業工程)が詰まっているのが、明確な場合があります。
特に作業行程が多く繋がっていてる部分には、 ボトルネック が存在します。
夏に開催した「農業TOC」のパネルディスカッションでは、
農業の場合は、「収穫から製品化・発送行程」に詰まる部分があるようです。
ここが明確に分かった場合は、改善方法はTOCのルールで取り組んでいくと、
まさに「外科手術」ができます。劇的に業務改善が見られます。
2.制約になっているリソースの発見
作業行程を付箋で書き込んで、それぞれの大雑把な行程でグルーピングして、貼っていく。
そうすると、その行程・行程で制約になっているリソース(人・物・作業工程)が見つかってきます。
付箋を貼り終わり、全体を眺めながら、それぞれを線で繋げる。張り直す。
グルーピングし直す。そんなワイワイガヤガヤと、みんなでやっていくと、
「あああ、これ詰まっているね」
「こうすればいいじゃないか?」
その段階で 次々とアイディアが出てきたり、
無駄な行程などの疑問が出来てます。
でもここで、次々と「それを改善するTODOリスト作成は禁物」
それは、部分最適を次々とすることに繋がるからです。
TOCでは、部分最適でなく全体最適です。
その制約のリソースが、投資をする必要もなく、すぐに改善することなら良いのですが、
どうしても通常のよくやる下の流れをしてしまうのです。
「業務フロー制作→TODOリスト作成→優先順位」=「やること一杯」=「マルチタスク」=「やれる所から始める」=「改善が進まない・ぶれる」
ボトルネックが明確でないが、制約になっているリソースが複数発見できた場合は、「根本問題の発見」で解消していっても良いと思います。
3.根本問題の発見
現場で出てくる問題の最も根本となる問題があります。
この 根本問題 を解決すると、それが原因で起こっている問題が、すーーーと消えていきます。
・そもそもこの野菜を栽培することは、なぜなんだ?
・卸先が、そこでいいのか?
もっともっとの根本問題などあると思います。
根本問題 の発見方法は、また違う思考ツールで深めることができますので、それはまた他の機会で。
4.全体の流れをぶった切る突発的な要因の発見
フローを作成すると、これが流れを遮る要因なんだよねってことが見つかることがあります。
付箋を線で繋げていくなかで、その線がスムーズに繋がっていかない部分。
それをぶった切る要因。
農業だと、「自然災害」がすぐに予想されます。
この部分は、これからの大きな課題ですので、一つのテーマで議論していく必要があると思います。
今度の農業toocセミナーでは、 DBR を体感してもらうために、 サイコロゲーム で3期分をしてから、「営農フロー」作成をします。
投稿者プロフィール
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・(株)ソフトパワー研究所の「TOCジュニアインストラクター」
・教育のためのTOC 国際認定資格
・山形県農業経営相談所「登録アドバイザー」
・農業コンサルタント
・山形県よろず支援拠点相談員
・合資会社そふと代表
・たくらみ屋
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