農作業の時間を計る

農業TOC【事例】

事例紹介農家さん 【いでは農産 バスローズ】 https://bathrose.com/

農業日誌の時間をグラフ化して、感覚で捉えていた時間を視覚化した。時間を視覚化する大切さ。

詳細

営農フローを作成

会社が作成するのが「会社フロー」
その農業版として「営農フロー」を作成しています。

この農家さんは、生産現場として
「バラ」「アジサイ」「生しいたけ」「庄内柿」「ブルーベリー」があります。

営農活動をアイテムとして掘り下げた図が以下の通りです。

庄内柿のネット注文がもの凄く多くなり・・・・

一昨年のことです。
ネットでの庄内柿の注文が、毎年アップしていき、
とうとう仕事が追いつかない状態に。

そこで「自分の営農活動の中で、生産現場の品種別時間を詳しく調べてみよう」と思ったのです。
普段から農作業日誌をつけていたのに、新たにブラフ化にして視覚化したら・・・

1ヶ月を「上旬」「中旬」「下旬」にと3つに分けて、
そこでの2名の労働累計を算出。
1日あたりの平均労働時間も算出した図です。

秋の大切なバラの時間がなくなっている!!

バラにとっては「秋」はpアップもできて大切な時期です。
それなのに、秋に庄内柿にとられる時間がかなり多くなってしまっている。

俺は花き農家だ。柿農家ではない・・・

彼は、MQもとれていた柿の販売中止の意思決定をしました。
バラにとって大切な秋の時間を取り戻す決定でした。

時間計測の大事

1ヶ月の3つに分けて、労働時間を計測することは、とても大事である。
1年の営農計画を立てて、予算の計上をする上でも大事です。
パートさんや従業員がいる所は必須です。
それで人件費の予算組みが出来るからです。

今回のグラフは、営農活動の中の「生産現場」を比較したかったから、生産の時間しか出ていませんが、
実は、他の部分の時間配分もとても大切な部分。

「生産現場」「集客・販売」「商品開発」「システム」「事務経理」「教育」「環境整備」

これらに、一体どのくらいの時間を割いているか!
一度、大雑把でいいですが、これらの時間を計測してみる必要があると思います。

そうすると「集客・販売」「商品開発」「システム」「事務経理」「教育」に
いかに時間をとることが出来ていないか!
ここの部分も、生産活動以外で凄く大切な物なのです。

「自分の時間は無料」と考えている人が多いです。
時間計測のツールなど、スマホでも様々管理できるツールが増えています。
農作業に特化した「アグリノート」などを利用している人もいますね。

インタビューした動画作成しました。クリックして是非ご覧下さい。