MQ の高い柿をやめる!!!
農業TOC【事例】
事例紹介農家さん 【いでは農産】 https://www.ideha-n.com
ネット通販3年目で庄内柿販売が売れまくる。検索でも1ページ目の6位くらいに上がり、 MQ も高い状態で売れまくる。それでも今年4年目、柿の販売を一切やめる理由とは
詳細
ネット通販3年目で
ネットショップをオープンして3年目の去年。地元の柿をネットでも中規模流通でも、支持されて高値で売れるようになる。
グーグル検索でも6位ぐらいとなり、序盤で昨年度の売上を越え、いわゆる一昨年の PQ (売上総額)を、昨年度の MQ (粗利総額)がうわまっていた。
MQ もでて G (利益)もでていたのに、今年は販売をネットも卸も全てやめたという。
業務フローで感じ取れる ボトルネック
やめたその理由・・・・
内部の流れの問題。毎日深夜遅くまでの作業。天候不順のために、大幅に季節が遅くなる。脱渋の問題。
業務フローを描き、 ボトルネック (制約)は明確に!!
なんだ。では DBR を利用して、TOC的に解決を。。。
その前の問題があった。業務フローで解決する前の問題。
業務フローの上位の「営農フロー」の大切さ
柿の業務フローの問題ではなかった。
MQ の柿販売に圧倒的にリソースがとられ、
本来の花農家である「秋にやるべき作業」ができなくなったのである。
人という資源のリソースで「柿販売自体」が ボトルネック となっていた。
これは「業務フロー」の上の「営農フロー」を行っての判断。
農業経営全般の大きな流れを描いて見えた物。
そこで彼の意思決定。
「 ボトルネック での余計の仕事をやめる」という意思決定
ボトルネック の5段階
- ボトルネックを確定する
- ボトルネックでの余計な仕事をやめる
- ボトルネックに合わせて仕事を入れる
- ボトルネックに投入する
- ボトルネックが解消したら1にもどる。
花農家にとっての柿販売は「余計な仕事」と判断。
MQ の高い仕事をすっぱりとやめた。
この意思決定ができたのは、TOCを学んでいたからと彼は言う。
すっきりとした笑顔で、今年はバラで青チップの商品開発をしています。