大きな山は小さく崩せ。

農業TOC【事例】

事例紹介農家さん 【大湯ファーム】 https://www.ooyufarm.com/

りんごもぎの空き時間を減らすために、あえて現場での選果作業を箱詰めのみに。また出荷前の作業を「一つ一つ終わらせる」を実行。

詳細

リンゴをもぐのに、時間が掛かっている。

TOCを学んだ大湯ファームさんは、早速 なにが農園に行かせるか、考えました。
りんごをもぐのに、時間が掛かっている。その原因は何か??

もぐのに時間の待ち時間があることに注目。
なぜ待ち時間があるか・・・・
それは、「空きカゴがない」のである。

具体的に説明すると、

  1. りんごをもぐ
  2. 園内の選果場所に運搬
  3. 選果をする(技術が必要)
  4. そこにりんごがたまる
  5. 空きカゴがもぎ手に戻らない

選果の所が 確実にボトルネックになっていることに注目。
ここでDBRで、ボトルネックに合わせて、投入を制限する訳にはいかない。
収穫時期のリンゴは、すぐにでも収穫したいからだ。

そこで、
「選果をしないで、全部箱詰めにする」

行動を変えた。

そうすると、選果作業がないので、空きカゴがスムーズに「もぎ手」にわたり
収穫の待ち時間を 大幅にカット。

次は、家の庭や倉庫の作業に注目

次に注目したのは、りんご園から運搬された庭や倉庫にたまるりんご。

以前は、たまっていた りんご をまとめて 出荷作業をしていたので、ここでもロスがあった。

そこで、「毎日 少しずつ センサーにかけて選果して、すぐに出荷作業か冷蔵庫に入れる」ことにした。
今までは、選果したら、量が多いので、また積み直していたのだが、すぐに次に作業に移す。

「まとめてやる」→「一つ一つ終わらせる」である

時間の計測をしていないが、確実に「収穫から発送までの時間短縮」に繋がったと言う。